東京都よろず支援事例 2019 case02

東京都よろず支援事例 2019 case02

新規事業プラン立案とプラン実行を通しての従業員育成

抱えていた課題

●同社は角屋正雄社長が創業以来販路開拓してきた複数の化粧品会社のOEM製造が売上の9割以上を占めている。
●利益面では厳しい状況が暫く続いており、収益改善に向け、オリジナル基礎化粧品等の新製品の開発にも取組んできた。 
●社長は80歳を超える高齢であり、子女である角屋由華専務への事業承継が急がれていた。
●これにより専務の経営管理負担が増大し、新たな事業企画の立案に取組む余裕がなくなる中、参謀役の育成も課題となっていた。
(上部の画像:“Cosmeting™トイレタリーサンプル品)

橋爪コーディネーターが行ったこと

●下請け事業主体からの脱却を目指すための同社新製品・新サービスのプランが複数ある中で、それらの実現可能性と優先順位をつけることを最初の目標とした。
●そのためにヒアリングを重ね、同社の経営資源(人・モノ・金・情報・知財やブランド等)を定義し双方納得した上で、経営資源を有効に活用し、高い実施効果が得られると思われる2つのプランに絞り込んだ。
●また、これらのプラン実施にあたっては補助金活用も視野に入れることとした。
●角屋専務が多忙であることから、同社の中道様に新規事業計画立案をご担当いただくことにした。
●中道様には、相談の都度、事業計画書をご説明いただき、賛成する・否定する・助言する・討議するを繰り返し、納得感の高い事業計画を作り上げた。
(上部左の画像:明日葉とサンプル品、上部右の画像:本社建屋)

成果

●2つの新規事業がそれぞれ補助金の採択を受けスタートを切ることが出来た。
●1つ目は、独自の基礎化粧品を作りたいという小規模事業者に対して、同社のラボラトリー設備の貸し出しと知的資産を活用したコンサルサービスを提供する“Cosmeting™(コスメティング)”事業。
●2つ目は、東京の地域資源である伊豆諸島産の明日葉を活用したトイレタリー製品の開発事業である。


◆支援のポイント◆

●相談を通して同社が出来る事、同社がやりたいこと、マーケットが求めることを徹底的に話し合うことで相談者様の納得が得られる方向性を導き出すことが出来た。

相談者様の声

【角屋専務】新規事業プランを実行する際、段取りを取りまとめてもらったことで全体スケジュール感の把握が容易になりました。補助金は無事採択いただきましたので、事業を通じて収益に繋げるという本番に向けて、今後も助言をお願いします。
【中道様】相談の都度、橋爪さんから受けたアドバイスを実行することで目に見えた成果に繋げることが出来ました。


株式会社ローザ特殊化粧料 代表者 角屋 正雄 様

1982年設立以来一貫して基礎化粧品を主に製造販売。創業来、現在までスキントラブルゼロを継続中。
相談者 専務取締役 角屋 由華 様 企画管理 中道 正大 様
〒196-0015 東京都昭島市昭和町3-10-14
Tel. 042-546-0600
https://www.eco-cosmejp.com 

橋爪コーディネーターのコメント

支援から1年が経過し事業承継の目途も立った中、承継者である角屋専務の自信にあふれた言動が頼もしく、また中道様が参謀役として大きく成長してくれたことをうれしく感じます。2つの新規事業での具体的成果が早期に現れることを期待し、支援が続けられることを楽しみにしています。


橋爪コーディネータープロフィール ▶︎


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