こんにちは、コーディネーターの高坂 竜太です。
今回のコラムでは、東京都よろず支援拠点をご利用され、私の担当させていただいた経営相談の内容から、今後の皆様の身の振り方のヒントになる情報をご案内させていただきます。
飲食関連:
これまで緊急事態宣言やまん延防止措置などにより、支援策が出ているものの、経営への影響は甚大かつ深刻です。相談内容も人生の意味などの生き方そのものに触れることもしばしばございました。
経済面での支援は、国や都から遅れつつも出されております。従いまして、こちらに関しては利用できるものは可能な限り利用してまいりましょう。情報収集やチェックに関して、よろずをご活用ください。
一方で、休業要請は経済面ばかりではなく、顧客や従業員との人間的なつながりを断絶させてしまうことにもなります。ぜひ、メール、SNSや動画配信、デジタルが苦手な方はお手紙やお電話などで、心のつながりを維持してまいりましょう。皆様の生きた声、笑顔をお客様はお待ちです。
観光・宿泊関連:
飲食関連に比べ、少し経済的な公的支援が手薄になっているように感じます。資金繰りの管理の徹底、収益・資金計画を精緻化し、危険を事前に察知するようにしましょう。
もし現状の事業の継続が難しいと判断したら、思い切って副業や新たな事業への転換も視野に入れましょう。今後の方針・計画づくりを、よろずは一緒に取組みます。
これまでの、皆様の山あり谷ありの経験や実績を振り返ってみましょう。必ずどのような方にも強みはあります。まず何から始めようか、こんな時もよろずに相談してみてください。
その他の業種:
日頃から資金繰り表などで手元資金の管理・計画をぜひ実施してください。また、ネットを活用した事業活動が、活発になっていることを、相談の中から感じられます。単純な自社や商品の紹介、情報の発信にとどまらず、ネット上でのビジネス展開、ECビジネスの開始です。
まずは飛び込んで、やってみましょう。思ったより簡単にやれたりするものです。仕組みは手伝ってくれる業者はいっぱいいます。何を売るか、何を訴求するか、これは皆様が決めなければなりません。迷ったときはよろずを利用ください。
まだまだ、半年先が不透明な状況が、もう1年半続いております。まだしばらくは激動の情勢は続くと思われます。皆様の事業を進める上で、お悩みやご不安があるときは、ご遠慮なく当拠点にご相談ください。お待ちしています。