東京都よろず支援拠点のコーディネーター戸田正弘です。
今回は、「経営革新計画のすすめ」というテーマで、新事業計画を立てることの意義や方法についてお伝えいたします。
気候変動による激甚災害の増加や不測のコロナ禍など外部環境の変化が激しさを増しております。今や経営資源の豊富な大企業といえども、不測の変化に対応し成長を継続するのが困難な時代に突入しました。経営資源の少ない中小企業は尚更、会社の寿命を延ばして次世代に引き継ぐのは喫緊の重要課題になりました。
単一事業が大半の中小企業は、主力事業や主力製品が衰退する前に新規事業を育成することが急務です。その想いで私は独立以来、中小企業の経営革新計画の策定支援に注力して参りました。
しかし、多角化経営の経験のない中小企業者が、慣れない新事業計画作りに単独で取り組むのは至難の業です。「“経営革新”の重要性はわかるけど、そもそもどうやって事業計画を作ったらいいかわからない、どこから始めればいいの?」という声にお応えすべく制作し東京都よろず支援拠点のホームページに最近アップしたのが動画「経営革新計画のすすめ」です。
戸田コーディネーター 経営革新計画のすすめ
現在、話題になっている事業再構築補助金にせよ、定番化したものづくり補助金にせよ、事業計画で重視される、革新性や実現可能性や市場性という評価軸は変わりません。この普遍的な評価軸に適う事業計画の作成の要領は、「経営革新計画」制度の自治体のマニュアルに沿って会得して頂くのが早道なのです。この基本と原則を押さえた上で、事業再構築補助金向けの事業計画書を作成する場合は、それに固有の「事業再構築要件」を加味すればよいのです。
この「経営革新計画」のフレームワークは、一度体得すれば応用範囲が広いことを実感して頂ける筈です。事業再構築補助金に応募したいけど、採択事例を見ても自分では書けそうもない、と諦める前に、一度この動画をご覧になられ、新事業計画策定の標準的な作法を知っていただければ幸いです。
その上で、不明点や質問事項をたくさん抱えて、よろず支援拠点に相談に来てくださるようお待ちしております。