東京都よろず支援拠点サブチーフコーディネーターの弥冨です。
日々事業者様のご相談を賜る中で、最近思うことについて書いていきたいと思います。
事業を行う上で経営者様は様々な悩みや不安にさいなまれます。1つの課題が解決しても次から次に新たな課題が出現します。このコロナ禍で様々な事で多くの事業者様もご苦労の連続だったと思います。コロナが少し落ち着きを見せてこれからと言うという時に円安や材料高、ウクライナ問題等々と「俺が何か悪い事をしたか?」と言いたくなるぐらい不幸な材料が押し寄せてきています。
ご相談に来られる事業者さんの中には段々と自信を失う方もいらっしゃいます。課題の多さや大きさに、「なんでこうなってしまったのか」・「俺に対応できるのか不安」等々、確かに気持ちも塞ぎがちです。ただよく考えてみると、その課題に気づき私達、「よろず」にご相談に来られていることは、気づいても来られていない事業さんに比べれば遥かにリードしていると言えますし、気づいていない事業者さんもいます。
浄土真宗の開祖、親鸞聖人のお言葉に「氷多きは水多し」と言うのがあります。氷は煩悩、水は悟りです。親鸞聖人は煩悩(悩み)が多ければそれだけ得られる悟り(心の平和)が多いので悩みが多いことは決して悪いことではないとおしゃっているのです。氷を経営課題、水を事業の成果と読み替えるとどうでしょうか。氷も水本質は同じです。私たちは真の課題を見つけることができれば大きな成果が得られると考えています(これを伴走支援と呼んでいます) 固まっていると冷たい氷も解ければ水と言う成果を得られます。悩みが多いということはそれだけ成果と言う報酬が待っているとも言えます。いま悩んでいることがあればそれは新しい成果を生み出すチャンスを得ている可能性もあります。だからと言って悩む期間は短い方が良いに決まっています。ぜひ、溶かす時間を早めるには「東京よろず支援拠点」の伴走支援をご活用下さい。