最近、コロナ禍の影響で、人材確保を経営の大きな課題とされている事業者が多いのではないでしょうか。このブログでは数回に分けて、「人材確保」をテーマにコラムをお届けいたします。有効にお役立て頂きたいと思いまして、実際のよろずの相談の中での事例も可能な限りご紹介いたします。
■ 背景
あるサービス業のFC加盟店さまの事例です。コロナ禍で、これまで貢献してくれた営業職の人材が、退職してしまいました。その補充人員として探索していました。
■ 施策名:「キャリアアップ助成金(正社員化コース)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html
■ご相談内容
営業部員(正社員)の退職者が出たため、新たに人材を探索していたが、何とか候補者が一人見つかった。まずはお互いにマッチングするかを検討し、できれば将来は正社員としたい。このような時、公的な支援策の活用について、知っておきたい。
■ 助言内容
今回は、厚生労働省の「キャリアアップ助成金」の活用をお伝えいたしました。本制度は非正規社員(有期雇用のアルバイト、パートなど)のキャリアアップを促進します。主に正社員化と処遇改善を目的とします。窓口はハローワークなので、申請方法など相談することを助言いたしました。
厚生労働省の雇用関係助成金に属する支援策ですが、就業規則等を再整備など、「雇用関係助成金に共通の要件」を満たす必要があることを紹介いたしました。
共通の要件:各雇用関係助成金に共通の要件等
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001082524.pdf
この助成金は、一旦有期で契約し、双方が気に入り、その後正規雇用労働者に転換した場合、助成額は57万円を基準としています。