経営者応援ブログ

生成AIとSTPで売上拡大!中小企業が取り組みやすいマーケティング実践ステップ

こんにちは。東京都よろず支援拠点 サブチーフコーディネーターの金子です。
今回は、中小企業者・小規模事業者でも取り組みやすい AIによる売上拡大策の抽出ステップ についてご紹介します。

■ AI活用には「前提条件の設定」が重要

生成AIを使うと、売上拡大のためのアイデアを幅広く抽出できます。
しかし、自社(自者)の目指す方向性や置かれた状況によって、有効な施策は大きく異なります。

そのため、AIに質問するときには、施策の精度を高めるために 前提条件を設定すること が重要です。
とはいえ、「どんな前提条件を与えれば良いのか分からない」という方も多いと思います。

そこで役立つのが 経営フレームワーク です。
フレームワークとは、一定の枠組みに沿って考えることで、思考の抜けや重複を防ぎ、整理しやすくするツールです。

本稿では、その中でも特に使いやすい STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング) を使ってAIに指示を出す流れをご紹介します。

■ STPを使ったAI指示の基本ステップ

【1】セグメンテーション(市場の細分化)

まず、自社の商品・サービスが属する 市場を設定 し、その中にどのような利用者類型が存在するかを、潜在顧客も含めて洗い出します。

AIへの指示例
「新橋駅周辺の客単価5,000円程度の和食店を利用する顧客セグメントを10挙げ、ボリューム順にランキングしてください。」

【2】ターゲティング(狙う顧客層の選定)

抽出された顧客類型の中から、自社が優先すべきターゲットを選び、そのニーズを深掘りします。

必要に応じて、モデル顧客像である「ペルソナ」を設定するようAIに依頼しても良いです。

AIへの指示例
「2位の中堅・中小企業のビジネスパーソンのペルソナを作成し、ニーズを明確化してください。」

【3】競合把握(競合の構造を可視化)

ターゲットのニーズが分かったら、競合状況を把握します。
顧客の重視点を基に二軸を設定し、競合店をマッピングした ポジショニングマップ を作成するようAIに依頼します。

AIへの指示例
「ペルソナの利用ニーズから二軸を設定し、競合を踏まえたポジショニングマップを作成してください。」

【4】ポジショニング(自社の立ち位置決定)

ポジショニングマップにより競合の構図が見えてきたら、
自社がどのポジションを取るべきかを検討します。

AIへの指示例
「ポジショニングマップを踏まえて、自社が取るべき望ましいポジションをベスト5で提案してください。」

【5】販促策の抽出(具体的施策の列挙)

自社が取るべきポジションが決まれば、そのポジションに合わせた販促策を抽出します。
ここではターゲットに最適化された、より実践的な販促アイデアを得ることができます。

AIへの指示例
「『落ち着いた雰囲気 × 適正価格 × 欠点のない和食』のポジションで、ターゲットに利用してもらうための販売促進策を提案してください。」

■ AIだけで十分ではない理由

以上が、STPフレームワークを使った生成AIによる売上拡大策の抽出手順です。

今回は、自社を特定する情報入力なしの前提で説明しています。自社情報を入力しなくても一定の施策が得られますが、実際には以下のような「経営判断」が随所で求められます。

  • 市場をどのように設定するか
  • どのターゲットを優先すべきか
  • 競合環境のどこに立ち位置を取るべきか
  • 自社(自者)の状況を踏まえて実行可能な施策は何か

AIは多くの施策案を出せますが、
何を採用すべきか、どの順番で実行すべきかは“経営判断”が欠かせません。

施策の優先順位を決めるには経営判断が欠かせませんが、少し肩の力を抜いて専門家に相談してみるとお考えが整理されます。一人で考えるよりも、専門家と話すことでより具体的な方向性が見えてきます。

東京都よろず支援拠点へのご相談は何度でも無料で行うことができます。AIの活用により、どんな取り組みをすべきかというディスカッションの見える化、効率化ができますので、これまでご利用されたことがある方も、ご利用されたことがない方も是非ご相談にいらしてください。

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