経営者応援ブログ

4月の検索意図はどう変わる? ユーザー行動を味方につけるWebマーケティング戦略

こんにちは。東京都よろず支援拠点 コーディネーターの藤原です。

毎年3月下旬から4月になると、Webマーケティングにおいては検索キーワードやSNSの投稿トレンドが大きく変化します。進学、就職、異動などの契機となる、日本特有の「新年度」という節目が、ユーザーの行動を同時多発的に変化させるためです。
今回はこの時期特有のWebマーケティングについて解説します。

ユーザー心理と検索インサイト

新年度を迎えるユーザーは、大きく分けて2つの心理状態にあるといわれています。一つは「物理的な必要性」です。引っ越しや新生活に必要な家具、家電、生活雑貨などの検索がピークを迎えます。
もう一つは「自己変革への意欲」です。「心機一転、新しい自分になりたい」というポジティブな欲求が高まり、資格取得、英会話、ジムといった「自分磨き」に関するキーワードの検索が増加します。
ユーザーは「自分を変えたい」という強い動機を持っていますが、同時に「三日坊主にならないか」という不安も抱えています。「挫折させない仕組み」や「最初の一歩の低さ」を強調するコンテンツがユーザーに響きます。
また、ビジネスシーンでも変化が現れます。組織改編や担当者交代により、「〇〇基礎知識」「〇〇とは」「〇〇比較」といった、新任担当者が業務を学ぶための検索意図が強まります。
専門用語を並べるよりも、初心者にも分かりやすい「ガイドブック」や「ホワイトペーパー」を用意しておくことで、将来的な見込み顧客(リード)を囲い込むチャンスとなります。

SNSコミュニケーションで信頼を設計

この時期、ユーザーは「期待と不安」の両方を抱えている状況で、「新生活」「初出社」「新社会人のバックの中身」などといったトレンドワードに反応します。ここで企業側がSNSで発信すべきは単なる宣伝ではなく、ユーザーの一歩を後押しする「応援」のメッセージです。
また、「新生活でこれを使ってよかった」というユーザーの投稿は、この時期の販促材料になります。キャンペーンなどを通じ、リアルな声を収集・紹介することで、検討層の背中を押すことができます。

今すぐ始められる3つの施策

(1)Googleトレンドで自社キーワードを確認

Googleトレンド(trends.google.co.jp)は、無料で使えるツールで、特定のキーワードの検索人気度(トレンド)をグラフで表示してくれます。自社の商品・サービス名や関連キーワードの季節ごとの需要把握に役立ち、コンテンツ作成やマーケティングの戦略立案に活用できます。

(2)既存コンテンツのアップデート

新年度前後の顧客行動の変化は「突発的なトレンド」ではなく、毎年やってくる波です。まず自社のWebサイトで昨年の4月に流入が多かったページを点検し、最新の情報に更新しましょう。

(3)CRM(顧客関係管理)の再始動

休眠顧客に対しても「新年度のご挨拶」という名目で接触する絶好の機会です。新年度の生活やビジネスに役立つ情報をメール送信することで、コミュニケーションを図りましょう。

新年度は、顧客の行動が大きく動く時期です。ぜひ自社のWebマーケティングを見直してみてはいかがでしょうか。小さな改善の積み重ねが、新しい顧客との出会いにつながるかもしれません。

この記事を書いた人

藤原哲史

コーディネーター

藤原哲史 ふじわらさとし

[ 新橋事務所 ] 中小企業診断士 ITコーディネータ

プロフィールを見る

メルマガ登録

ご登録いただいたアドレス宛に、定期的にメールで情報をお届けします。

コーディネーターが交代で定期発信している「経営お役立ち情報」や、「ミニセミナー情報」等ご好評を頂いています。

東京都よろず支援拠点からの情報をタイムリーに受信したい方は、是非ご登録下さい。

Facebook

PAGE TOP