皆様こんにちは!東京都よろず支援拠点コーディネーターの山中令士です。
現在、小規模事業者等が販路開拓等に取り組む費用の一部を補助する目的として、小規模事業者持続化補助金(一般型)の募集が開始されています。
東京都内の小規模事業者の皆さんは、東京都商工会議所の管轄地域で事業を営んでいる方は、「日本商工会議所 小規模事業者持続化補助金事務局」が提出先となり、商工会の管轄地域で事業を営んでいる方は、地域商工会の上部団体としての「東京都商工会連合会」が提出先になっています。
この商工会議所と商工会の名前が似ていることから、次のような設立経緯や組織の違いに気づかずに、誤って違った管轄窓口へ申請されるケースがありますのでご注意ください。
東京商工会議所は、NHK大河ドラマ「晴天を衝け」の主人公である渋沢栄一の尽力によって1878(明治11)年3月に設立されました。渋沢は初代会頭に就任していますが、なんとその時38才でした。その事業内容は、実業界の問題を多数の人々によって相談して公平無私に考え、我が国商工業の発展を図る目的で、地域の総合経済団体として中小企業支援のみならず、国際的な活動を含めた幅広い事業を実施していて、全国には515の商工会議所があります。
一方、商工会は、昭和35年に商工会法に基づいて、主として町村における商工業の総合的な改善発達を図る等のための組織として設立されました。事業内容は、中小企業施策、特に小規模事業施策に重点を置いており、事業の中心は経営改善普及事業となっています。全国に1,660の商工会があります。
ところで、小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)については、商工会または商工会議所管轄地域内で事業を営む「小規模事業者」の皆さんの申請先の補助金事務局は、全国商工会連合会のみとなっています。また、申請方法も補助金申請システム(名称:Jグランツ)でのみ受付けとなっていますので、ご注意ください。
東京都よろず支援拠点では、その他の補助金等の申請についても経験豊かな相談員が相談をお受けしていますので、お気軽にご連絡ください。