こんにちは、東京都よろず支援拠点コーディネーターの西川です。
今回のコラムでは、“環境の変化を捉え「最適な一手」を打つ!”をご紹介させていただきます。
ゆでガエル理論
突然ですが、皆さんは「ゆでガエル理論」をご存じですか。
「ゆでガエル理論」とは、ゆっくりと進行する危機や環境変化に対応することの大切さ、難しさを戒める例え話の一種で、主に企業経営やビジネスシーンなどでよく用いられます。
カエルを熱湯の中に入れると驚いて飛び出しますが、常温の水に入れて徐々に熱すると、カエルはその温度の変化に慣れていき、生命の危機と気づかないうちにゆであがってしまうという話です。
もしかしたら貴方もこの理論に陥っていませんか。
What am i doing here? 私はココで何をしているのか?
一旦、頭を真っ白にして自身の状況を冷静に考えてみると良いでしょう。
事業環境の変化に迅速に対応
会社経営で最も重要なことは「事業環境に合わせて変化」することです。ここ2年間コロナウイルスにより日本も大きなダメージを受けました。
一方で、事業環境の急な変化で気づかされたことも多いはずです。テレワーク、ネット活用、DX、ビジネスモデル変更、等。平時では後回しになっていた事が一気に進みました。そして便利さも体験しました。
重要なことは、「事業環境は日々変化している」ということです。
今回の災害で培われた「事業環境の変化への対応力」が今後の経営力の差として大きく現れてくるでしょう。
事業環境への対応力として特に重要なポイントは以下の3つです。
・自社(自分)の周辺環境を常に客観的に見る。
・思い切って行動してみる。
・常識を疑って考えてみる。
IT活用で業務時間を大幅時間短縮
数時間掛かっていた業務が数分で終わる。このようにIT活用のメリットは大きいです。
情報入力に毎日1時間程度かかっていたのが10分で出来れば、毎月2日程度の差が出てきます。このように捻出した時間でより新しい取組みが出来るはずです。
マーケティング力の強化でプッシュ型からプル型にシフト
商品(サービス)の営業方法は様々ですが、プッシュ(押す)型で営業をしていくのは労力が掛かります。マーケティング方法を考え、プル(引く)型の営業を検討しましょう。
最も需要なことは、商品特性に適したマーケティング方法を構築していくことです。
今回は事業環境変化への対応の重要性について述べてきましたが、皆さんはどのように感じましたか。
事業の維持・継続のためには事業環境の変化に対してスピード感をもった対応が求められます。
東京都よろず支援拠点では、日頃から事業者に対して、事業環境を踏まえながら、親身になって様々な経営相談に乗らせていただいております。
自社の事業環境を客観的に見てみたい方、あるいは自社のビジネスモデルを刷新したいと考えている事業者の方は、ぜひ一度当拠点に相談してみませんか。
いつでもご連絡お持ち申し上げております。