東京都よろず支援拠点コーディネーターの西川です。
今回は、中小企業のDXとノーコード・ローコードについて書いていきたいと思います。
①中小企業のDX化について
大企業であれば資金が潤沢にあるため、プログラミングやDBを駆使して高度なシステムやアプリを開発できます。
一方で中小企業は資金が限られるため、大型のシステムを外注するのはハードルがあります。
そこで、「ノーコード・ローコード」という自社で一定のシステムが開発出来る仕組みが流行ってきています。
②ノーコード・ローコードとは
「ノーコード・ローコード」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
これは、「プログラミング無し(簡単)にシステム開発をする」というものです。
社内システムの開発用として代表的なものは、Claris社のFileMaker、サイボウズ社のkintone等が有名です。
WEBサイト構築では、WordPress等もノーコード・ローコードでWEBサイトが構築できる仕組みとして人気です。
③簡単じゃないけど、ポテンシャルは高い
「ノーコード・ローコード」はプログラミング不要といっても簡単ではありません。
メーカーが準備した動画等を視聴して勉強する必要があります。
特にRDB(リレーショナルデータベース)等の構造設計を理解するのは経験者でないと時間が掛かるでしょう。
一方で、中小企業がDXを進めていく際にどのようなIT化を進めるかを考えた場合、ある程度社内でもシステム開発(改良)が出来た方が、将来に向けたフリーハンドが増します。
④DX化に向けた人材強化
以下はDX化に向けて人材強化についてのイメージ図です。人材強化では、「新たな人材を活用」「スキルアップ」「プロジェクト化」等を検討します。
人材活用では、雇用契約だけでなく、業務委託、コンサルティングも含めて検討します。最近はクラウドソーシングを活用しDX化に取組む企業も増えています。
スキルアップでは オンディマンド、オンライン、オフラインでの講義や勉強会などを検討します。低価格で何時でも何処でも学べるUdemyは最近人気があります。
プロジェクト化では、新事業PJや業務改善PJ等を立上げDX化を進めることで参加メンバーの人材強化が図られます。
⑤将来に向けたDX化の投資判断
どの部分を、ソフトを導入し内製するべきか、外注で開発すべきか、の判断は、自社の社内体制、業務フロー、ビジネスモデル、事業環境、等を基に適切な経営判断をしていく重要です。
東京都よろず支援拠点では、DXにかかるものだけでなく、経営全般のご相談をさせていただいております。いつでもご連絡お待ちしております。