こんにちは、東京都よろず支援拠点コーディネーターの熱田有美です。
チラシは、商品やサービスの魅力を伝える身近な広報手法です。しかし、いざチラシ制作にとりかかると、「何から手を付けたらいいのか分からない」「せっかくのチラシなのであれもこれも載せたいけれど、書ききれない」と悩む方も少なくありません。
そこで本記事では、売上・集客アップにつながるチラシを作りたい方に向けて、制作前に知っておきたい3つのポイントを解説します。
1 チラシの判定時間
皆さんはご自宅のポストにチラシが入っていたら、どうしますか? おそらく、一度は手に取り、残しておくものと捨てるものに分けるのではないかと思います。
その判断は、1枚あたりわずか2秒。チラシを読んでもらうためには、まずこの2秒間で「いかに興味を持ってもらえるか」が重要になります。
2 チラシ制作のポイント
興味を持っていただくためには、チラシを手にした方に「これは自分のことだ!」と気がついてもらう必要があります。
そこで意識したいのは、チラシの「ストーリー」。このストーリーは、チラシを見た方が興味を持ち、具体的な行動に至るまでの一連の流れを指します。
そこで、チラシのストーリーを構成する際に考えておくべきポイントを解説します。
(1)ターゲットを明確化する
ターゲットを絞り、ターゲット個人の課題に焦点を当てることで、お客様を中心としたストーリーを設計することができます。
「○○でお困りの30代女性」「○○したい受験生」というように、現在抱えている悩みや問題、夢や希望といった課題を具体化することで、「これは自分に向けられたものだ」と気づいてもらいやすくなります。
(2)チラシの目的を決める
チラシの目的として、見た方に「どんな行動をとってほしいのか」を決めておきます。例えば、「来店してほしい」、「WEBページにアクセスしてほしい」「電話で注文してほしい」といったことです。商品やサービスによっては、いきなり「電話で注文」はハードルが高いかもしれませんので、「お客様の立場だったらどうか?」をイメージして決めましょう。
(3)商品・サービスの魅力を伝える
興味をもってもらうためには、競合にはない自社の魅力をアピールする必要があります。しかし、言いたいことを伝えるだけの、一方的な情報では相手の心を動かすことはできません。お客様の悩みや問題の解決、夢や希望を叶えるための方法として、商品やサービスの魅力をアピールできると、より説得力が高まります。
3 まとめ
いかがでしたか? チラシ制作では、いきなりパソコンに向かうのではなく、まずゴールを明確にすることが大切です。チラシを届けたい「ターゲット」、とってほしい「行動」などを明確化し、そこをつなぐストーリーを組み立てることで、あなたが伝えたいお客様にしっかりとメッセージを届けることができます。
「チラシの構成要素についてもっと知りたい」「商品・サービスの強みを整理したい」という方は、ぜひ東京都よろず支援拠点にご相談ください。
当拠点では、新たな顧客獲得・売上拡大はもちろん、創業、資金繰り改善など、経営に関するさまざまなご相談に対応しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。